中高年の「食べても太りにくい食生活」。

冷たい風が頬にあたり厳しい冬の日を感じていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

最近、周りでは 「 食べてないのに太るの 」 と言うお声を多数お聞きします。

そんな方の食生活をおうかがいしていると、いやいやそう言いながらたくさん食べてる方も少なくありませんが、
毎食の食べ方や、食べる時間帯、食べる物に問題がある方が多数おられることがわかりました。

今日は、「 食べても太りにくい食生活 」 についてお話させていただきます。

中高年は、基礎代謝が低下し若い頃よりも太りやすいという傾向にあります。

かといって、成長期のお子様がおられるご家庭では、若い方が好む揚げ物、こってりした油ものや肉料理、腹持ちの良い炭水化物など食卓から排除することはできません。

特に、男の子がおられるご家庭では、お魚よりお肉が食卓にのぼる機会が多く、どちらかというと肥満でお悩みの方の比率が高いように思えます。

ただ、お肉をあまり好まず召し上がらない方の特徴として、パン、パスタ、うどん、お米などの炭水化物の摂取が多く肥満になりがちということもあるのです。

炭水化物などに含まれる 「糖」は、大切な体のエネルギーですが、摂りすぎると 「糖化」という悪い作用が働くのです。

体を作る主な成分はタンパク質で、そのタンパク質が糖によって変化することを 「糖化」と言います。
糖化することで、タンパク質の働きが悪くなり身体の機能低下につながるのです。

身体の機能が低下することはエネルギー消費も低下し、余分な脂肪が溜まりやすく太るという悪循環につながるのです。

どうすれば、糖化の進行が緩やかになるか?

1.一気にたくさん食べない
2.食事時間を充分にあける
3.糖質の多い食べ物は夜に食べない

お腹が空いているからと言って一気にたくさんの食事を摂ると、血糖値が急激に上昇し太りやすい体になるのです。

まずは、血糖値が急激に上昇しないとされる野菜類から食べ、できれば温かいお汁物、そしてメインのおかず、ご飯へお箸を進めていただくのが理想です。

食事の際にはゆっくりと時間をかけて、よく咀嚼することが鉄則です。

食事は約6時間をあけ、程よい空腹で臨むのが良いとされていていますが、お腹が空いていないのに時間が来たから食事をするのはおすすめできません。

6時間以上あけているのに空腹にならないのは、一回の食事の量が多いのです。
食事の量は個人差もあるので、ご自身で調節なさるのが良いでしょう。

出来るだけ夕食にはたくさんの炭水化物の摂取は避けたいところです。

うどんにおにぎり、パスタにパンなどいわゆるダブル炭水化物はもちろんNGですが、糖質の高い飲酒をされるならご飯やパン、パスタなどの
炭水化物は控えていただくことがベストでしょう。

飲酒されない方でも、炭水化物は食べ過ぎないことに充分に気を付けてください。

夕食は出来るだけ早い時間に召し上がっていただき、遅くても就寝3時間前には摂り終わるのが良いとされています。

食べ物を胃の中に残して就寝すると消化が悪くなるのは当然ですが、体内に吸収された栄養素も燃焼せず脂肪として体内に蓄えられるのです。

まさしく太る原因。

中高年、どう生活するかだけで体調面でも劇的に変化します。

肥満だけを注意するのではなく、快適に人生を歩む意味も踏まえて出来ることはやってみる!

是非、チャレンジなさっていただきたいものです。

PTBeauty 神田りさ子♪